27歳の若さで亡くなったカリスマ歌姫 「祝福」のためステージ衣装がオークションに出品
エイミー・ワインハウスの衣装がロサンゼルスで展示されている。2011年にアルコール中毒で27歳で他界したエイミーゆかりのアイテムが、今月6日と7日、ジュリアン・オークションズ主催のオークションに出品、現在公開中となっている。
そのオークション「プロパティ・フロム・ザ・ライフ・アンド・キャリア・オブ・エイミー・ワインハウス」にはエイミーが2011年のツアーで使用したカスタムデザインのドレスや、最後のコンサートとなったセルビアのベオグラード公演で着た緑と黒のフローラルドレスなどが出品されている。ちなみにそのフローラルドレスはコスチュームデザイナー、ナオミ・パリーによるもので落札予想価格は1万5000ドル(約170万円)から2万ドル(約230万円)となっている。
他にも2003年のアルバム『フランク』のジャケットで履いていた金のレザーブーツ、2007年英ブラックプールでのライブで着たドルチェ&ガッバーナのラムドレスは落札予想価格5000ドル(約57万円)から7000ドル(約80万円)となっている。
一方、2007年のブリット・アワードで使われたモスキーノの赤いハート型のレザーバッグは落札予想価格1万5000ドル(約170万円)から2万ドル(約230万円)、2008年のグラミー賞で、リハビリ施設からビデオ出演した際に着用していたティナ・カリヴァスのオレンジと黒のスカートは落札価格3000ドル(約34万円)から5000ドル(約57万円)となっている。
ハイヒールやピンクのバレエシューズ、レースのブラなどあらゆるエイミーの私物も出品される同オークション、主催のジュリアンズ・オークションズのエグゼクティブ・ディレクター、マーティン・ノーラン氏はこう話す。「エイミー・ワインハウスは類まれなる音楽アイコンの1人で、その途轍もないパワーと言葉一つ一つに魂を込めたその表現、特別な歌声は音楽史の中で他の追随を許しません」「私達は、彼女の最もプライベートな品からキャリアを決定づけた瞬間に身に着けていた衣装までを収めたコレクションを通してその並外れた才能と偶像打破のスタイルを祝福します」
現在ロサンゼルスのグラミー・ミュージアムで展示中の同オークションの品々は、今月26日にはロンドンのデザイン・ミュージアムで開催される展覧会「エイミー:ビヨンド・ザ・ステージ」へと巡回する。