キャサリン妃 子供たちの発達キャンペーン実施へ
キャサリン妃が子供たちの発達に関するキャンペーンを始める。幼少期の重要性が十分に認識されていないとして、子供たちの最初の5年間が人生にとってどれだけ決定的なものかを同妃は力説している。
自身も4歳から9歳までの3人の子供の母親であるキャサリン妃は公開書簡にこう綴っている。「幼少期がどれだけ重要であるかを誰もが知るべきです。人生の中で他に類を見ない時代なのです」「これを読んでいる皆さんには、ぜひこの機会にこの人生の素晴らしい時期について更に学んでいただきたいと思います。自分自身の幼少期を振り返り、それがどう皆さんを形成していったか、そして最も重要なことして、この世界を子供たちにとってより支えとなり、愛に満ちた場所にするため何ができるか考えて欲しいのです。なぜなら健康で幸せな子供たちが、健康で幸せな未来を共に担っていくからです」
幼児期の発達の重要性を説く活動で知られるキャサリン妃だが、自身が設立したロイヤル・ファウンデーション・センター・フォー・アーリー・チャイルドフッドからも、メンタルヘルスや依存症など大人たちが抱える問題の根源が、いかに子供時代のことに関係しているかを警告していた。
そんな同妃の活動にプレスクールの教育連盟アーリー・イヤーズ・アライアンスのトップ、ニール・リーチ氏はこう話す。
「初期の数年間は、あまりに長く優先順位を下げられ、軽視され、資金調達に関しても無視されてきました。多くの研究によって、子供たちの人生の最初の5年間はそれからの学習や発達に非常に重要な影響を及ぼすことが分かっているにも関わらずです」「妃が幼児期の重要性を唱える献身的な活動は、政府が立ち上がり、行動を起こし、子供が校門をくぐった時から教育が始まるのではないことを気づかせるでしょう」