人気歌手 著作権侵害で訴訟沙汰に ブルーノ・マーズの曲を盗作した疑い

 人気歌手マイリー・サイラスが昨年のヒット曲『フラワーズ』の著作権侵害で訴えられた。マイリーの同曲がブルーノ・マーズの2012年の曲『君がいたあの頃に』のメロディ、ハーモニー、歌詞を盗用しているとしてブルーノの同曲の著作権をシェアしているとされるテンポ・ミュージック・インベストメンツが訴訟を起こしたとTMZは伝えている。

 『フラワーズ』の歌詞には『君がいたあの頃に』のそれの言い換えのような箇所があり、『君がいたあの頃に』でブルーノは「君に花を買い、手を握るべきだった」と歌い、『フラワーズ』でマイリーは「私は自分で花を買うことができる。自分の手を握ることができる。あなたがするよりずっと素晴らしく自分を愛することができる」と歌っている。

 グラミー賞の最優秀レコード賞など多くの賞を受賞した『フラワーズ』だが、テンポ・ミュージック・インベストメンツはブルーノの曲がなければマイリーがこのような栄誉を得ることはなかったと主張、「『フラワーズ』は『君がいたあの頃に』なしでは存在しなかったことは、両曲の組み合わせ、数多くの類似点から否定できない事実」とTMZに話している。

 現在同社はマイリーに対して金銭的な要求のみならず、『フラワーズ』の演奏禁止を望んでいる状況だが、この訴訟にブルーノは参加していない。

 アルバム『エンドレス・サマー・バケーション』に収録されている『フラワーズ』は世界的なヒットを記録、当時その歌詞の内容はマイリーの元夫リアム・ヘムズワースに向けたものと噂されていた。

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