同性愛者差別?過剰反応?波紋を呼んだ「保毛尾田保毛男」騒動

人気番組「とんねるずのみなさんのおかげでした」に久しぶりに登場した、石橋貴明ふんするキャラクター「保毛尾田保毛男」が男性の同性愛者をやゆしていると“炎上”。これって差別なのか、それとも過剰反応なのか?

公開日:2017.10.18

 「LGBT等性的少数者の方々を揶揄(やゆ)する意図を持って制作はしておりませんでしたが、『ホモ』という言葉は男性同性愛者に対する蔑称であるとのご指摘を頂きました」

フジ“保毛尾田騒動”謝罪 「みなさん-」番組公式サイトに謝罪文

 「そのような単語を安易に使用し、男性同性愛者を嘲笑すると誤解されかねない表現をしたことで、性的少数者の方々を始め沢山の視聴者の皆様がご不快になったことに関して、深くお詫びします」

フジ“保毛尾田騒動”謝罪 「みなさん-」番組公式サイトに謝罪文

時代が変わった…拡大しているLGBTへの配慮

今回の騒動には、社会では性的少数者(LGBT)への対策・配慮が広がっている背景があります。

例えば渋谷のドン・キホーテでは、LGBT用のトイレを設置したことが大きな話題となりました。

2017年5月12日デイリースポーツ紙面

 ディスカウント店大手のドン・キホーテは11日、同性愛や性同一性障害などの性的少数者(LGBT)用のトイレを、差別解消を目指す先進地として知られる東京・渋谷の旗艦店に初めて設けたと発表した。

渋谷のドンキにLGBTトイレ 個室3室を2階フロアに

 渋谷区が多様性を認め合う地域づくりの一環で、同性カップルを夫婦と同等のパートナーと公的に認める証明書を交付していることなどに賛同。車いすに対応した多目的トイレとは別に、「ALL GENDER(オールジェンダー)」の案内板を掲げた個室トイレ3室を2階フロアの一角につくった。

渋谷のドンキにLGBTトイレ 個室3室を2階フロアに

かつて「保毛尾田保毛男」が出演していた時とは、時代が変わってしまったのでしょうか。

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