樹木希林さん死去…全身がん公表から5年、全てを受け入れてきた個性派女優

個性派女優として知られ、数々の賞を獲得してきた樹木希林さんが死去しました。13年には全身がんを公表するなど体調に問題を抱えながらも、全てを受け入れて、ユーモアたっぷりの生き方を貫き通しました。

公開日:2018.9.17

精力的に活動、数々の賞も受賞

2014年1月17日デイリースポーツ紙面

 女優の樹木希林(71)が16日、都内で行われた「第37回 日本アカデミー賞」優秀賞発表会見に、3月7日の授賞式でともに司会を務める西田敏行(66)と出席し、公表していた全身がんの治療が終了したことを明かした。

樹木希林 全身がんの危機切り抜けた

 誕生日だった前日に通っている九州の病院で治療を受け「昨日が今回の治療の最終日。もう少しいたかったんですけど、これ(会見)に合わせて帰ってきました」と、治療の終了を明かした。

樹木希林 全身がんの危機切り抜けた

 「(医師からは)『がんというものは、消えたように見えても分からない。何年か出なかったら治ったかな』ということを言われました。常に(がんを)持っている人間といいますか」

樹木希林 全身がんの危機切り抜けた
樹木希林「遺作になることを望まれ…」

 女優の樹木希林(71)が、カンヌ国際映画祭などで世界的評価を受ける河瀬直美監督(45)の最新作「あん」(来年6月公開)に主演することになり、11日、都内で会見。

樹木希林「遺作になることを望まれ…」

 今年1月まで全身がんの治療を受けていただけに「(周りから)遺作になることを望まれている。死なないまでも、これで(女優業から)ご無礼させていただくかも。死ぬ死ぬ、って詐欺みたいなんだけど」とブラックジョークで沸かせた。

樹木希林「遺作になることを望まれ…」
樹木希林 通常禁止の観客撮影をOK

 女優の樹木希林(72)が16日、都内で行われた映画「駆け込み女と駆け出し男」(公開中)の大ヒット御礼舞台あいさつに登場。通常は禁止されている観客によるカメラ撮影を「私は構わない」と許可した。

樹木希林 通常禁止の観客撮影をOK

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