またまたまた!田原元騎手3度目逮捕

 京都府警七条署は2日、同居している男性を殴るなどしたとして、傷害などの疑いで日本中央競馬会の元騎手田原成貴容疑者(51)=京都市下京区粉川町=を逮捕した。田原容疑者は2001年と09年に覚せい剤取締法違反容疑などで逮捕され、現在は執行猶予中。被害男性のマンションに“居候”しており、退去してほしいと告げられ、トラブルになったとみられている。

 田原容疑者の逮捕容疑は、8月29日午後3時ごろ、同居する男性会社員(46)と自宅マンションで、刃物を突きつけて「刺すぞ。1人くらい殺すのは簡単や」などと脅し、殴るなどして顔や腕に約1週間のけがを負わせた疑い。

 田原容疑者と男性は数年前からの友人で、事件のあった男性宅のマンションで今年1月ごろから一緒に暮らしていたが、男性が「静かにしてほしい」と言ったことに腹を立てて口論となり、出て行ってほしい旨を告げられると激高。室内にあった文化包丁を手にしたという。

 七条署によると、田原容疑者は大筋で容疑を認めた上で「(暴行には)理由があった」と供述している。

 田原容疑者は島根県出身。78年に騎手デビューし、天皇賞や有馬記念などを制覇して通算1112勝を挙げた。GI通算15勝。93年12月の有馬記念(トウカイテイオー)、95年10月の菊花賞(マヤノトップガン)など伝説的な騎乗で人気を集め、歌手活動やマンガの原作も手がけた。一方で、記者をムチで殴打するなど、トラブルメーカーぶりでも知られた。

 98年の引退後は調教師に転身したが、2001年10月に羽田空港で覚せい剤取締法違反容疑で逮捕。執行猶予付きの有罪判決を受け、02年に調教師免許をはく奪された。09年にも同法違反と大麻取締法違反で逮捕され、今年1月に京都地裁で懲役10月執行猶予4年の判決を受けている。

 2度の覚せい剤事件で事実上、競馬界から永久追放された田原容疑者。現在の職業は「アートディレクター」としているという。

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