「阪神ＪＦ・Ｇ１」（８日、阪神）

　陣営から安堵（あんど）の笑みがこぼれた。枠順が６日、確定し、レッドリヴェールは【４】枠（８）番。「おお、良かった。ゲートの中で待たされるのを嫌がるタイプだから。真ん中より少し内めというのもいい。さばきやすいでしょう」と北村助手は後入れの偶数枠を歓迎した。

　中間は順調に乗り込まれ、仕上げに余念はない。前走の札幌２歳Ｓで極悪馬場を走らされただけに、しっかりと休養を挟んだことはプラスに働くだろう。「久々にはなるけど、全く気にしていない。札幌２歳Ｓの時だって間隔があいていたし、勝つべきところはちゃんと勝っているからね」。気性的にも休み明けは問題なし。いきなり力を発揮できそうだ。

　担当するのは芦毛の４冠馬ゴールドシップも手掛ける今浪厩務員。「普段はすごくおとなしいし、賢い馬。仕上げやすいよ。たまにカーッとなるときのしぐさは（ゴールドシップに）似ているけど、走る馬には、そういう部分がないと駄目なんだろうね」と仕上げ人は目を細める。

　須貝厩舎としては、昨年のローブティサージュに続いて連覇が懸かる一戦。無傷の３連勝で２歳女王へ駆け上がる。