「オーシャンカップ・ＳＧ」（１６日開幕、まるがめ）

　ファン投票で選出されるオールスター（笹川賞）は女子レーサーが１２人も出場したが、Ｇ１、Ｇ２の優勝戦実績で決まるオーシャンカップでは紅一点となる平山智加。昨年は１月の尼崎周年、芦屋で行われたクイーンズクライマックス（賞金女王決定戦）とＧ１を２勝。名実ともにトップ女子レーサーとなった。

　燃え尽き症候群ではないだろうが、今年はいまひとつ調子が上がってこない。優出は４回あるが優勝はゼロ。昨年のような走りが見られないが、これはトップ女子レーサーならではの悩み。男子の強豪ぞろいのＳＧ、Ｇ１での戦いが続いているからである。そんな厳しい戦いが続いている中でも、クラシック（総理大臣杯）は２回、オールスターは２回、グランドチャンピオンでは１回ときっちり１着をもぎ取っている。荒波にもまれながら着実に力をつけている。

　地元・まるがめで行われるＳＧは３回目の出場。寺田千恵、横西奏恵以来となる女子３人目となるＳＧ優出、そして女子初のＳＧ制覇の快挙へ…今回も華麗な走りでファンを魅了する。