【ボート】常住蓮がイン速攻で今年2回目の優勝 今年はSG出場権を狙う

 「ルーキーシリーズ第6戦 スカパー!・JLC杯競走」(20日、住之江)

 1号艇の常住蓮(24)=佐賀・126期・A1=がイン速攻で勝利。通算では5回目、今年は2月の徳山レディースVSルーキーズ以来の優勝を住之江初Vで飾った。2着は地元の竹間隆晟(大阪)、3着に藤原碧生(岡山)が続き、順当な決着となった。

 常住がエキサイティングな逃走劇で圧勝。トップルーキーの存在感を見せつけた。今節は新エンジン、新ボートに切り替わった初戦。連日手探りの調整に汗を流し、65号機は「トータルバランスで良かった」と上位級の足にまで進化した。

 優勝戦は、進入で前田が3カドに引く12・3456の隊形となったが、インからコンマ04の好スタートで1Mを先攻。「水面も良くて、回った感じも良かった」と力強いターンでライバルに攻め込む隙すら与えず、独走でシャットアウト。自身5回目の戴冠を、住之江初Vで勝ち取った。

 今月19日には、136期の小柳勝希が20年3月の常住以来、佐賀支部では5年ぶりに養成所チャンプの座に輝いた。「養成所に入る前から面識があったのでびっくりした」と後輩の活躍も勝利への発奮材料のひとつとなった。

 佐賀支部で近年の養成所チャンプは、3月にからつ周年を制した124期の末永和也、昨年5月にSGを初制覇した125期の定松勇樹など精鋭ぞろい。126期の常住も負けじと「今年はSGの出場権を取りたいので、1年間事故らず走っていきたい。しっかり(先輩に)追い付けるように頑張りたい」と好成績をレースで刻んでいく構えだ。

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