「スプリンターズS・G1」(2日、中山)
ダートでも4勝を挙げる3番人気のレッドファルクスが、ゴール前で外から強襲。懸命に逃げ粘る2番人気ミッキーアイルを頭差とらえ、G1初挑戦にして芝スプリント界の頂点を射止めた。
生産者の社台ファーム・吉田照哉代表は「3連勝は実力があればこそ。何といっても馬の状態が素晴らしかった。完璧に見えた」と、スタッフの仕上げを絶賛した。父スウェプトオーヴァーボードの産駒はJRA・G1初制覇。「父は米国OBSのトレーニングセール出身馬。その関係者が来ていたんです。きょうは走るよ、と話していたら現実になった」と不思議な縁を感じて笑顔が絶えなかった。