【ボート】とこなめオーシャンカップカウントダウンコラム6
「オーシャンカップ・SG」(10日開幕、とこなめ)
ベテランの域に入りつつある徳増秀樹だが、その走りは充実。悲願のSG制覇へ突き進む。今年は3月のクラシック(戸田)、6月のグランドチャンピオン(多摩川)で優出と存在感を発揮している。
これまで通算8回のSG優出を数えるが、まだ栄冠には届いていない。「選手になったときから目標にしているし、そこを目指していることに変わりはない」と憧れ続けている頂点だ。
大舞台でも自慢の調整力が光っている。4節前のG1・児島周年では出足、ターン回りがトップ級。3節前のG1・宮島周年では、行き足から伸びを強力に仕上げていた。SGでもクラシックでは行き足とターン回り、グラチャンでは出足中心に好感触。安定して機力を引き出せている。
今回の舞台はとこなめ。2009年11月のSG・チャレンジカップで優出実績もある水面だ。昨年2月には東海地区選でG1優勝。相性のいい水面だけに、初戴冠の期待は増すばかりだ。
直前の三国では優出2着。一般戦とはいえ、初日から3連勝を飾るなど好調持続をアピールした。5月以降の今期は平均STもコンマ12と鋭さを増している。いい流れのまま、天下獲りへ。歓喜のゴールを目指す。