ＪＲＡ所属の女性騎手としては初となる一日２勝を挙げるとともに、ＪＲＡ通算３４勝とし、増沢（旧姓・牧原）由貴子元騎手と並ぶＪＲＡ女性騎手最多勝に到達した。

　「結果は素直にうれしいけど、満足することなく、さらに上を目指したい」

　「なりたくてなったので、女性だからでなく一人のジョッキーとして活躍していきたい。同期に負けたくないし、先輩にも負けないようにしていきたい」

　２５日の新潟１２Ｒでセイウンリリシイが勝利し、藤田菜七子騎手（２１）＝美浦・根本＝が、ＪＲＡ通算３５勝目をマーク。ＪＲＡ女性騎手最多勝記録を更新した。

　デビューからわずか２年半での記録達成。１６年はＪＲＡ年間６勝で、翌１７年に１４勝をマーク。今年は８月末に早くもＪＲＡ年間１５勝に到達し、昨年に自身が塗り替えた女性年間最多勝も更新した。

　「良かったと思う部分と、まだまだ３５勝しかしていないと思う部分はあります」

　「あくまでも通過点だと思っています。これからも目標は変わらず、次の１勝を目指し、それを積み重ねていきたい」