88才の現役切子職人・藤本さん 大阪で新作個展
切子一筋60年以上の職人・藤本幸治さんの個展『88歳記念の切子展』が現在、大阪のランプ専門店「コバルトブルー」(大阪市中央区)で開催中。来場者は「夢のようにきれい」とその美しさに酔いしれた。
切子はガラスに専用の石などで切れ目を入れて模様を描くもので、大阪では天満切子が有名。江戸切子、薩摩切子と全国に職人がいるが、藤本さんはこの道60年と日本で職人歴・年齢ともに最年長ともいわれる。20代前半から今も現役の切子の職人として活躍している。
藤本さんが得意とするのは花模様の絵付け。今回の新作では、その花模様や果物の柄に色付けしたものだ。「青被せや赤被せの切子で使われる色付けされたグラスが各工房の後継者不足により入手できなくなった。無いなら自分で描こう! と思って新作を作ってみたけれど、まだまだです」と藤本さん。
個展開催中は工房のある桜ノ宮から会場まで、ほぼ毎日自転車で通い、来場者との会話を楽しむ予定だ。ぜひ、訪れて美しい切子作品だけでなくやさしく明るい人柄の藤本さんに触れてみて。期間は5日まで。
取材・文・写真/岡田由佳子
(Lmaga.jp)
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