現代美術の巨匠ボルタンスキー、大阪で体験型アート展
世界的にも有名なアーティスト、クリスチャン・ボルタンスキーによる企画展『クリスチャン・ボルタンスキー - Lifetime』が2月9日、「国立国際美術館」(大阪市北区)でスタート。その会見が8日におこなわれ、作品やアートに対する想いを語った。
写真や映像、明かり、身の回りにある日用品をもとに、生と死、歴史と記憶をテーマに作品を生み出し続ける、フランスを代表するアーティスト・ボルタンスキー。「展覧会がひとつの作品を構成していると考えてください。作品の前にいるのではなく、作品のなかに入ってください」と、鑑賞法を説明する。
会場に入ると、心臓音、風鈴の音などが響き、それに合わせて電気が点滅するなど、ただ観るだけではなく五感を使って作品鑑賞するスタイルで、普段の美術館とは全く異なる空間に。そして、中間地点の展示室では「来世」という文字が光り、ボルタンスキーは、「ここから生の世界から死の世界へと移ってゆく。最後の展示室に着くと『ARRIVE(フランス語で到着)』となっています。ただ、ほかの方がほかのことを感じ取ったとしても私は受け入れます」と、話す。
また、全体のテーマについて、「私はいつも同じ問題を提起しています。生きること、死ぬこと、そして、その死後について。一生をかけて、その疑問と向き合い、理解を深めようとしています。しかし、その問題に対する答えは実在しません。私にとって美術館とは、美しいものを観る素敵な場所ではありません。疑問を提起する場所です」と、語った。期間は5月6日まで、料金は900円。展示室の半分は撮影可。
(Lmaga.jp)
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