小林聡美が『かもめ食堂』を振りかえる、「日本にいるときより声をかけられた」
女優・小林聡美が5月31日、百貨店「阪急うめだ本店」(大阪市北区)の『北欧映画祭』のイベントに登壇。2006年のヒット映画『かもめ食堂』のリバイバル上映では初めてのトークを披露した。
日本フィンランド外交関係樹立100周年で、親善大使に選ばれた小林。2006年公開の同作を、「ひとまわり以上前ですね。いや、すごいな。若かった」と振りかえる。「かもめ食堂の影響で行ったことある人は?」と客席にたずねたところ、多くの人が手を挙げ、「やっぱり! 撮影したときは本当に日本の方がいなかったんです。(公開後に行ったら)日本にいるときよりもヘルシンキで声をかけられた(笑)」と笑顔に。
フィンランドでの撮影スタイルにも驚いたそうで、「最近は日本でも休憩を取るようになりましたが、向こうはどんなに盛り上がっていても途中で終わる。スタッフの人もお母さんの誕生日だからと言って休むし。それで撮影が滞るわけでもないし、働き方が上手だなって」。また、現地で公開されたときは「(共演した)もたいさんと観に行きました。分かるかな?と思っていたら、喜んで観てくださって。帰るときに気付かれて、拍手していただきました」と、現地での思い出を語った。
また、「この映画の影響もあると思うんですけれども・・・ほっこりして、のんびりして、いい国というイメージだと思うんです。でも、掘り下げるとヘビメタだったり、パンクだったり、結構めちゃくちゃなとこがあって。そこがフィンランドの面白いところだなってしみじみ思います。編み物ヘビメタ選手権とかあるんですよ(笑)」と、何度も訪れたからこそ知るフィンランドの一面についても触れた。
6月4日まで開催中の『北欧フェア 2019』の関連イベント『北欧映画祭』は6月2日にも開催され、デンマークの『バベットの晩餐会』、アイスランドの『馬々と人間たち』など、移動映画館ユニット「キノ・イグルー」がセレクトした映画が上映される。各回1000円(お菓子付き)。
(Lmaga.jp)
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