人口減少が著しい神戸の西部 主要3駅の改修で誘導を試みる
2018年の人口減少数が全国ワースト2位と、深刻な人口流出に悩む神戸市。その対策のひとつとして、神戸市西部にある「名谷(みょうだに)駅」、「垂水駅」、「西神中央駅」の駅周辺を大規模にリニューアルすると発表した。
本事業は、2019年9月に発表された人口減少対策プロジェクトの第2弾。駅ビルや駅前広場をきれいにし、商業施設や文化・子育て施設を充実させ、2024年度までの5年間で1850戸(5000人)の住宅供給を予定する。
12月18日の定例会見で神戸市の久元喜造市長は、「従来ならひとつずつ整備するが、人口減少対策にスピード感をもって取り組むため、トータルプランを作成した。駅や歩道や公園、それぞれの施設を一体的に整備し、心おどるような駅前空間にしたい」と意気込む。
神戸でも特に人口減少が著しい西部。そののなかで主要駅3駅を改修することで地域の魅力を高め、人口を誘導したい考えだ。駅を中心とした街づくりについて久元市長は、「神戸は戦前から鉄道が発達してきた。人口減少時代には、地域の顔となる駅前を有効活用することが大事」と話す。
また、「具体的なプランはまだ」としながらも、将来的には神戸駅(神戸市中央区)、新長田駅(神戸市長田区)、鈴蘭台駅(神戸市北区)の再整備を考えていることも明らかにした久元市長。「駅前が魅力的で活気ある空間になった結果、民間事業者による住宅販売が増えたり、老朽化した地域の価値が上がったりするかどうかが成否を決める」と、プロジェクトへの決意をのぞかせた。
取材・文/合楽仁美
(Lmaga.jp)
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