年末に若者500人集める同窓会 企画した神戸市の狙いは?
2018年に人口減少数が全国ワースト2位となり、汚名返上を狙う神戸市。そのひとつとして12月28日、神戸にゆかりのある25歳前後の若者500人を集める大規模な同窓会が開催される。
このイベントを発案したのは、2019年6月に神戸市が民間から採用した大橋秀平さん。「若者に選ばれるまち」を掲げた神戸市が導入した「PRプランナー」だ。
神戸の魅力発信のために新企画を創り出すことが目的の同職。大橋さんは人口減少について考えるうち、「若者が神戸に住み続ける理由・出ていった理由を知らなければ始まらない。そのなかにこそ若者に選ばれるための要素がある」と気づいたという。
忘年会などで「住んでいる人」と「出ていった人」が集まり、顔を合わせる機会が増える年末年始。大橋さんは、「居酒屋で出る言葉が本音だと思うんです。でも普通、行政はそこにアクセスできない。だから同窓会という形でその場を作りました。いわば『イベント型の公聴』です」と話す。
とはいえ、主役は若者たち。参加者から募った実行委員が内容を企画し、当日は子どもの頃に流行したゲームや漫画の体験コーナー、区対抗のゲーム大会などに加え、神戸市出身のお笑いコンビ・フースーヤも出演する。
市内・外から各250名規模での参加者を想定。いかに若い世代から生の声や本音を集められるかが、神戸市の人口減少を食い止めるカギとなるだろう。
今回の『神戸市同窓会BE KOBE #25(ビーコウベ ニジュウゴ)』への参加は、神戸市内の小中高校、大学(短大、専門学校含む)を卒業した23~26歳(1993年4月2日~1996年4月1日生まれ)が対象。参加料は2500円で、申し込みは12月25日まで。会場は、「デザイン・クリエイティブセンター神戸」(通称KIITO/神戸市中央区)。
取材・文・写真/合楽仁美
(Lmaga.jp)
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