大阪の若手芸人が活躍する「よしもと漫才劇場」。同劇場から巣立ち、４月に東京進出する芸人たちを見送るイベント『東京進出組を送る会～ほな、またな～』が、３月２２日に「森ノ宮よしもと漫才劇場」（大阪市中央区）にておこなわれた。

４月から東京に拠点を移す芸人たちを送り出すべく、普段から交流がある芸人たちがネタのカバーやトークでエールを送る同イベント。今年はバッテリィズ、からし蓮根、ラニーノーズ、黄昏の森、ぺの５組が卒業する。

昨年の『Ｍ-１グランプリ』準優勝から大躍進のバッテリィズは、ＭＣのカベポスター浜田から東京行きの意気込みを聞かれると、エースが「マジで、東京を大阪にします！」、寺家が「草野球が心配です」と２人らしい回答を。

その後は、例えば炎がぺの大道具を使ったコント、２０世紀がラニーノーズになりきり歌ネタを披露するなど、レアなカバーネタが続いた。トリにはバッテリィズに扮したドーナツ・ピーナツが登場し、Ｍ-１で披露した「名言」のネタをカバーして会場を沸かした。

最後の花束贈呈のコーナーでは、バッテリィズとＮＳＣ（養成所）の同期にあたるドーナツが「初めてユニットライブやったのも、寺家の前のコンビ。だから感慨深いというか･･･。売れそうすぎるんで。追っかけられるように僕らも頑張るんで、これからもよろしくお願いします」と、過去を振りかえりつつ、思いを吐露。

ピーナツも「ずっと一緒にやってきた仲間が東京に行くのは結構寂しいんですけど、チャンスやと思ってるんで。また仕事で一緒になると思うので、頑張りましょう！」とエールを贈った。

同じく同期で、エースと親交が深い浜田が「僕らも追いかけてまた行きますから」と話すと、寺家は「いっぱい売れて、いっぱいライブ呼べるよう頑張ります！」とコメント。エースは「向こうに仲良い同期が一人もいないんで･･･まあまあ、待っときますよ。来て下さい」と、呼びかけた。

エンディングでは、浜田がエースから肩を叩かれしんみりとした表情になる一幕もあり、同期愛が垣間見えるライブとなった。

会場チケットが早々に完売した『東京進出組を送る会～ほな、またな～』の見逃し配信は、ＦＡＮＹオンラインチケットにて販売中。料金は１５００円、視聴期限は３月２９日夜１１時５９分まで。

取材・文／つちだ四郎

(Lmaga.jp)