レッドソックス、延長十三回勝ち越しに成功 3連勝で王手なるか
「ワールドシリーズ・第3戦、ドジャースーレッドソックス」(26日、ロサンゼルス)
レッドソックスが1-1の延長十三回に敵失で勝ち越し点を挙げた。
戦いの舞台をドジャースタジアムに移して行われた第3戦。敵地で2連敗のドジャースは三回にピダーソンが右越えソロで先制し、超満員5万3114人のスタンドを熱狂させた。投げては24歳右腕ビューラーが7回2安打無失点、7奪三振の快投。フィールドに「ビューラー!ビューラー!」の大合唱が響き渡った。
ロバーツ監督は1点リードの八回に抑えのジャンセンを投入。観客が総立ちで応援する中、2死までこぎつけたが、ここから空気が一変。レッドソックスの7番ブラッドリーが2ボールから低めの150キロカットボールを右翼席へ運ぶ。守護神のまさか被弾で試合は振り出しに戻った。
1-1の九回レッドソックスは第2戦に先発し、88球で勝利投手になった左腕プライスをマウンドに送る。2死一塁からは抑えのキンブレルを起用し、勝利への執念を見せ、無失点で切り抜けた。
試合は今シリーズ初の延長戦に突入。延長十回、レッドソックスは3番手バエズを攻め立て、1死一、三塁とする。一打勝ち越しの絶好機に代打ヌネスは中飛。マルティネスの代走キンズラーが本塁突入を試みたが、中堅ベリンジャーが強肩を発動して勝ち越し点を阻止。本拠地は大きく揺れた。
ドジャースに傾きかけた流れ。しかし、勝ち越し点を挙げたのはレッドソックスの方。同点の延長十三回、先頭ホルトが四球で出塁し、暴投で二塁に進む。ヌネスが一塁線際に放ったボテボテの当たりを左腕アレクサンダーが一塁へ悪送球し、二塁走者が生還した。