大谷「うまい具合に抑えられた」 母校先輩、雄星と2度目の対決は四球と三振

 マリナーズ戦の1回、四球を選んだエンゼルス・大谷。投手菊池=アナハイム(共同)
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 「エンゼルス6-3マリナーズ」(14日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(25)は「3番・指名打者」で出場し、2打数1安打1打点、1四球1三振。打率を・300とした。チームは後半戦3連勝で貯金を2とした。

 この日のマリナーズの先発は元西武の菊池。6月8日以来となる同じ岩手県出身、母校・花巻東の先輩との対決は一回の打席が四球、三回は空振り三振だった。前回対戦時は本塁打を含む3打数2安打と圧倒したが、この日は徹底した外角攻めで快音はなし。「打席の中で前回と大きな違いがあったかどうかはあんまり感じなかったですけど、全体的な試合の流れとしては、そうですね、うまい具合に抑えられたのかなと思う。その中でみんな粘って球数を投げさせてましたし、いい取り組みだったかなと思います」。チーム全体で安打数こそ2本だったが、4四球で3点を奪った攻撃に満足感を漂わせた。

 自身は1点を追う五回無死満塁の絶好機には左犠飛で同点とした。さらに七回の打席ではカウント1-2と追い込まれ後、内角低めの140キロスライダーを引っ張って二塁内野安打。一塁線際を弾んだ打球がベースに当たり、一塁手のグラブをかすめる幸運な一打は12打席ぶり(3四球と犠飛含む)のヒットとなったが、「最近は比較的ボールはよく見えてるかなと思ってるので、(連続無安打を)あんまり気にはしてなかったです。最後も際どい所(コース)でしたけど、手を出していけたのはよかったかなと思ってます」と大谷。打撃感覚には「悪くはないんじゃないかなと思います」と説明した。

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