DeNA自由契約のバウアー メジャー復帰交渉「見通し明るい」代理人ルーバ氏を単独取材 日本残留なら来季沢村賞受賞の目標も明かす
DeNAから自由契約になったトレバー・バウアー投手の代理人を務めるレイチェル・ルーバ氏が4日(日本時間5日)、大リーグの球団関係者らが一堂に会するウインターミーティングの会場でデイリースポーツの単独インタビューに応じ、メジャー復帰に向けた交渉について「順調に進んでいる。見通しは明るい」と明かした。
会場となっているリゾートホテルのカフェで取材に応じたルーバ氏は「複数のチームと話をしてあらゆる選択肢を評価しているところです。まだ初期の段階ですが、順調に進んでいます」と交渉状況を説明。厳しいとの見方もあるメジャー復帰について「見通しは明るい」とにこやかに話しながら「彼は日本での生活をとても気に入っていることを知っています。なので彼は(日本に)戻りたいかもしれないし、(米国に)残りたいのかもしれない。ただ、彼はどんな決断をしてもハッピーだと思う」とも言った。
日本のマウンドに立つことはバウアーの夢だったというルーバ氏。自身も選手をサポートするために3度、日本を訪れ、試合を観戦した。ベイスターズの熱い応援を思い返しながら「ファンの方々がトレバーとの関係を築き上げていく様子を見ることができたのは本当にクールでした。皆さんは本当に彼を愛し、そして、彼がこのチームにもたらしたすべてを愛していたと思います。だから、彼がどこへ行こうとも、ファンの多くが応援してくれると感じています」。さらに「日本は素晴らしい国。野球文化も驚くべきものがありました。トレバーはその一部になれたことをとても喜んでいました。日本の野球文化の豊かさを実感できたのは特別なことでした」と続けた。
バウアーは現在、アリゾナに約2年前に建設した自身のトレーニング施設で来季に向けて鍛錬を続けているという。ルーバ氏はメジャー復帰がバウアーの目標であることを認めつつ、「実は今年取れなかった沢村賞も彼の目標としてあります。まだ実現していない夢。それは、史上初めてサイ・ヤング賞と沢村賞を取った投手になることです」と言った。