男子体操五輪代表 田中佑ら5人が決定

ガッツポーズする体操日本代表の(左から)白井健三、加藤凌平、内村航平、田中佑典、山室光史=代々木第一体育館(撮影・棚橋慶太)
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 「体操・全日本種目別選手権兼リオ五輪代表最終選考会」(5日、国立代々木競技場)

 全選考会が終了し、男子のリオデジャネイロ五輪代表が決定した。すでに決定していた内村航平(27)、加藤凌平(22)=ともにコナミスポーツ=に加え、この日、白井健三(19)=日体大=、田中佑典(26)、山室光史(27)=ともにコナミスポーツ=の3人が選出された。

 選考基準により、内村、加藤との組み合わせで最も得点が高くなるチーム貢献度で決定。白井は初の五輪代表、田中、山室はロンドン五輪に続いて2回目の出場となる。04年アテネ五輪以来の団体金メダルを狙う体操ニッポンの布陣が決まった。

 白井は床で、G難度のリ・ジョンソン、自身の名前がついたシライ2を決めると、最後はシライ(後方伸身宙返り4回ひねり)を完璧に決め、16・650点で2位に0・8点の大差をつけて優勝した。

 白井は「13年から代表に入り続けて、オリンピックが初めてということで代表選考に力の入ってしまう演技が多かったんですけど、今日は気持ち良く床が演技できたので、素直にうれしいです。これだけレベルの高い代表選考を勝ち抜けたので自信もありますし、頼もしい先輩方も多いので団体優勝を目指して頑張っていきたい」と笑顔を見せた。山室は「ここ2年間補欠だったので、本当に苦しかったなと。今、本当にただただ、うれしいなと思っております」としみじみと語った。

 姉の理恵、兄の和仁との三きょうだいで知られる田中佑は「ほっとしました。最後の鉄棒は集中して演技できた。ここから2カ月、いい練習ができれば結果はついてくる」と自信をみなぎらせた。

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