桂春蝶 号泣県議を「芸人の憧れ」
落語家の桂春蝶が2日、ブログを更新し、領収書のない日帰り出張を195回繰り返し前代未聞の号泣会見を開いた兵庫県議会議員の野々村竜太郎氏(47)について、「芸人の憧れ」と絶賛した。
春蝶はブログのタイトルを「芸人の憧れ」とし、「これは舞台に出ている人のみで共有できる感覚なのかもしれませんが」と断った上で、野々村氏の会見を「これぞ『笑い』です。笑いのお手本はここにあります」と高評価。
続けて、「この狂気を演じてできるなら最高の芸人です。嫉妬しちゃいます。こんな風になりたい」とも記した。
しかし、「ここまで演じるのは無理やと思います」と野々村氏の会見に圧倒された様子。その上で「なれど、この域は憧れる。この芸人心理を分かっていただけますか?」と結んでいる。
野々村氏は2013年度に兵庫県内の有名温泉地である城崎温泉など、計195回日帰りで訪れ政務活動費から300万円を支出していた問題で1日に会見。冒頭、報道陣に「何とぞ平常心をもって質問をしていただきますようにお願い申し上げます」と要求していたが、時間が進むと自身が平常心を失い、「もう一生懸命、少子化問題、高齢、ぐあーっ!」と言葉にならない調子でわめいた。