渡辺謙 テレビで初めて歌声披露

 俳優の渡辺謙(54)が13日、MBSの番組「角淳一のおとなの駄菓子屋7」に出演し、テレビで初めてという歌声を披露した。

 高校時代から憧れていた、なにわのブルースバンド「憂歌団」と初めて会い、渡辺はバンドのギターに乗って憂歌団の曲「10$の恋」を熱唱。バンドのボーカルになりきった。

 渡辺は憂歌団が大好きで、カラオケでは同バンドのデビュー曲「おそうじオバチャン」を好んで歌うという。

 番組MCの角淳一から、憂歌団を好きになった理由を聞かれると渡辺はギター担当の内田勘太郎(60)の名前をあげ「勘太郎さんがギター1本で地方をまわってて。たまたま見たんです」と明かした。場所は自身の出身地の新潟だったという。渡辺は「なんてかっこいいギターだと。勘太郎さんのギターで10$の恋歌いたいわ」と関西弁のイントネーションで願望を語った。

 渡辺は同バンドのステージを見たことはあるものの、実際に会って話すのは初めて。角が仲介して実現した。ボーカルの木村充輝(60)と内田が待つ大阪市天王寺区の公園で会った。渡辺は「憂歌団さんと僕のお兄ちゃんが同じ世代なんで」と感動した表情で話した。

 その後、渡辺はバンドや角とともに大阪のJR環状線に乗って移動。憂歌団を好きになった理由の一つとして「標準語じゃない。独特なものがある」などと電車内で語り合った。憂歌団の思い出の地というライブハウス「ビーハウス」に到着。現在は居酒屋を営んでいる店舗の2階でバンドがヒット曲「嫌んなった」を歌い出すと、渡辺は体をゆらせてリズムに乗り、ご機嫌に。

 角が渡辺に歌うことを勧めると、内田が「10$ドルの恋」のイントロを弾き始めた。照れていた渡辺はマイク無しで歌い出し、テレビで初めてという美声を披露。ブルースバンドのボーカルになりきって歌い、最後まで声を張り上げて熱唱した。歌い終わると「緊張した。やっぱりちゃう。ちゃう。カラオケで歌ってんのとはわけが違う」と関西弁で語り、憧れのバンドの生演奏で歌えたことに感激の表情を浮かべた。

 木村が「声量があっていい」とほめ、「歌えと言われ歌うところがいい」とも付け加えた。すると渡辺は「遠慮せなあかんかったかな」と頭を抱えて照れた。

 角から「憂歌団と出会って今の気持ちは?」と聞かれると、「高校からの歴史なんで。こうやってしゃべり、PAも使わずに生で歌を聴けて、夢ともちがう。時間の軸がおかしくなりました。高校生に戻った」と感無量の表情を浮かべた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス