歌手の沢田研二（６７）が６日、東京国際フォーラムで恒例の正月ライブ初日公演を行い、“エンドレス歌手”宣言をした。アンコール前に「最近は夕方眠くなって困る。耳も遠くなった。それでも歌えればいい。できればエンドレスでできればと思っている」とファン５０００人にぶち上げた。

　タキシードで登場したジュリーはオープニングで１９８１年の大ヒット曲「ス・ト・リ・ッ・パ・ー」を熱唱し、場内を総立ちにさせると、ソロデビューシングル「君をのせて」（７１年）、「サムライ」（８９年）など懐かしいヒット曲も披露。アンコールでも「カサブランカ・ダンディ」を熱唱し、全２３曲で“ジュリー・ワールド”を全開させた。

　昨年の正月ライブでは政権批判などが話題となったが、今年のジュリーは「（福島の）放射能がなくなっても（私は）３０年たったら生きてまへんがな。一生懸命働いてる人に（日本を）形作ってもらいたい」と若者にエールを送り、“歌手・沢田研二”として全力を尽くす覚悟を訴えた。