清原被告保釈、生中継は振るわず

 覚せい剤取締法違反罪で起訴され、3月17日に清原和博被告(48)の釈放を報道した夜のニュースが各局で高視聴率を獲得していたことが22日、ビデオリサーチの調べで明らかになった。

 17日のニュース番組ではNHKの「ニュース7」が18・0%で前4週平均15・3%から2・7%上昇、「ニュースウオッチ9」が12・3%で同2・3%上昇した。民放でもテレビ朝日の「報道ステーション」が14・6%で2ポイント、日本テレビの「NEWS ZERO」が9・2%で同1・5ポイント、それぞれ上昇した。大きな注目を集めた清原被告の姿を“一目見ようと”した視聴者がニュース番組に注目した形となった。

 一方で、清原被告の保釈の瞬間を生中継した夕方のニュースは横ばい、あるいは微減という結果となった。

 清原被告が保釈された17日、各局は警視庁本部前にカメラを並べ、追跡用のヘリコプターやオートバイなども用意。物々しい体制で生中継した。しかし、実際に保釈されたのは午後6時52分。生中継は番組終了間際のほんのわずかの間しかできなかった。番組は清原被告のこれまでをなぞる内容の繰り返し。裏では琴奨菊の横綱挑戦に注目が集まる大相撲の中継があったこともあり、“通常通り”の数字となった。(数字はビデオリサーチ調べ=関東地区)

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