新日本が配信サービス開始

配信サービス「新日本プロレスワールド」発表会見に出席した棚橋弘至(左)と真壁刀義
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 新日本とテレビ朝日が1日、都内で会見し、この日から配信サービス「新日本プロレスワールド」をスタートさせたことを発表した。月額999円(税込み)で1・4東京ドームなど新日本主要大会の完全配信をはじめ、過去の試合映像、オリジナルドキュメントなども見放題。プロレス好き著名人のコラムなども無料で掲載される。

 1000試合以上が閲覧可能ながら999円の低価格のシステムについて真壁刀義は「オレたちの試合は1円以下か?」とMCの野上慎平アナウンサーにかみついたが、「それだけお得」と返されると、「そうなの?それを早く言えよ」と納得していた。1・4ドームを観戦に来る全国のファンのために最寄りの東京・水道橋周辺を案内する映像を作成した棚橋弘至は「次は擬似デートか超本格的なトレーニング映像を撮りたい」と希望した。

 また、坂口征二相談役は、映し出された自身の現役時代のアントニオ猪木&坂口対ルー・テーズ&カール・ゴッチ(73年)の映像を見ながら「41年前?若いですね。棚橋は生まれてないか。今の時代とテンポは違うけど、良さは出てると思う。昭和のプロレスと今と比較すると面白いと思う」と笑顔でコメント。オカダ・カズチカは「坂口さんの映像で勉強させてもらおうと思います」と持ち上げた。

 米WWEに次ぐ世界2位の団体を自負する木谷高明オーナーは、「リングの中は世界一。世界一の部分を世界に広めたい。(同様の)WWEネットワークが70万人。(人口の多い)英語圏ではない日本ではまず10万人を目指したい」と会員数の目標を宣言。棚橋は「最初から100万人を目指せば、(現状の数値が)過程であり続けられる。100年に1人の逸材だし、100万人で」とぶち上げた。

 また、木谷オーナーは「星取りのあるG1やワールド・タッグは全大会を追いかけたい人がいると思うので、配信を考えたい」とし、スマートフォンを通しての普及に期待していた。

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