世IV虎 赤井沙希に顔面破壊予告
スターダムは2日、都内で会見し、12・23後楽園ホールでワールド・オブ・スターダム王者の世IV虎(21)が、タレント兼レスラー・赤井沙希(27)と初防衛戦を行うことを正式発表した。会見に出席した両者は、初の一騎打ちとなる選手権の調印書にサインした。
サングラスをし、ふてぶてしい表情の王者は「狙いは顔。ボコボコにする」と、グラビアもこなす赤井の“命”への攻撃を予告。赤井が、威力を恐れる雷電ドロップでの顔面破壊も示唆した。病院送りの場合、「次の日からの(芸能)仕事は引き継ぐ」と自身のモデルデビューまで宣言していた。
昨年8月のデビュー戦、今年1月と2度、世IV虎と対戦した赤井は「前回のままの私で止まってると思うので、それが向こうの敗因になる。アジャ・コング選手や男色ディーノ選手、男子を含めていろんな相手とやってきた。女子の選手でそこまで経験できる人はなかなかいない」と自信の表情。
シングル王座初戴冠へ向け「小さいころから父(元プロボクサーで俳優の赤井英和)を見ていたし、少し練習もした」というパンチの解禁を口にした。プロレスでは反則ながら「レフェリーの死角を突く」とニヤリ。破壊力にも自信ありで「体重は負けてもリーチの長さがある」と、うなずいた。
女番長が「赤井沙希のラストマッチにならないよう、うすっぺらい体を鍛えておけ」と吐き捨てると、赤井は「細さへのひがみ。当日は“クリスマスイブイブ”なんで、ベルトをプレゼントとしてDDTに持って帰る。世IV虎を踏み台にして、もっと世間にプロレスを届けたい」と力強く言い切った。