リアルジャパンプロレスの３月２０日・後楽園ホール大会で初の一騎打ちを行う初代タイガーマスクと全日本の元横綱曙が６日、都内で会見した。

　曙はリアル－に参戦し、自身との対戦を希望している同じ大相撲出身の元関脇貴闘力について、「（対戦希望は）もちろん耳に入ってる。チャンスがあれば、僕はどんな勝負でも引き下がらない。やりたいと言ってくれるうちが華。ちゃんと応えたい」と前向きにコメントした。

　貴闘力を指導する初代タイガーも、今回の試合が「今後の曙－貴闘力戦の布石になる？」という質問に「なると思う」と即答。曙は「僕はまだそこまで考えてないけど、そこまで考えてくれるのであれば大事（な試合）になる。いい印象を残さないと２度と（リアルジャパンに）上がれない。もう１度上がってもらいたいと思ってもらわないと。そこから貴闘力さんとやるか、やらないか考えたい」と言葉を選びながら思いを明かした。

　引退を口にしながら、「曙戦ができるならもう１試合だけやる」という意思を示している貴闘力は、２０日は来場予定。初代タイガーは「今は充電中。練習はしているけど、お店（経営している飲食店）が忙しいみたい」と話した。