河野 興毅を「思ってるほど弱くない」
WBA世界スーパーフライ級王者の河野公平(34)=ワタナベ=が14日、成田発の航空機で米ロサンゼルス合宿に出発した。
7月に米国で同級2位の亀田興毅(28)との指名防衛戦が内定しており、時差の影響などを見極め、本番の米国入りするタイミングを決める目的。
ジム側はメキシコ国境のジムでスパーリングの準備をしていたが、河野が「いろいろな人から危ないところだと聞いたので…」と治安の不安を理由にキャンセル。同行する野沢マネジャーは「度胸をつけてほしいんだけど」と苦笑いだ。ロードワーク以外の練習は、ぶっつけ本番でジムを探す。
両陣営が合意に達しながら、細部が煮詰まらず正式発表に至っていない。亀田戦に向けた練習以外の本格的な動きは初めて。「早く決めてほしい。期間があいてフラストレーションがたまっているけど、その分左対策がじっくりできた。コツをつかんだ」と言う。
亀田について「スピードはあるけど、打たれ弱そう。強さを疑問視する声もあるけど、世間が思っているほど弱くはないと思う」と認めた。
その上で「自分は判定になると微妙。特に今回は亀田ですからぶっ倒さなくては、KOしなきゃという気持ちです」と判定は不利と自覚し、白黒ハッキリとした防衛を誓った。20日に帰国する予定。