男色ディーノらがサプライズ決起
「プロレス・DDT」(7日、後楽園ホール)
DDTプロレスの高木三四郎社長が大会終了後、新日本プロレスに対し、8月23日の両国国技館大会で激突したHARASHIMAと棚橋弘至の再戦をオファーすることを明言した。2人の対戦後、先に会見した勝者の棚橋が机をたたいて怒りをあらわにし、「『技が上手』『マスクがいい』『筋肉がすごいね』じゃないところでオレたちは勝負してるから」と、HARASHIMA批判と取れるコメントを発し、DDT側が不快感を表明していた。
この日行われた「DDTドラマティック総選挙2015」の結果発表で急展開が起こった。ユニット部門の1位に輝いた#大家帝国の男色ディーノ&スーパー・ササダンゴ・マシン&大家健が“決起”。頂点に立って11月17日の後楽園大会の主催権利を得た3人は、「今から私たちは、とんでもないことを言います。ひょっとして処分の対象かも」(男色)と前置きすると、鶴見亜門GMに対し「一番モヤモヤしたことを解決したい」と申し出た。
続けて大家が「HARASHIMA!お前、モヤモヤしてるんだろう?両国、悔しかったんだろう?オレも悔しかったよ。オレたちと同じように悔しかったのは、ここにいるみんなだろう。オレもDDTファン全員の気持ちを受け止めて、HARASHIMA!お前とタッグを組んで棚橋と戦うぞ」と猛アピール。一瞬で鶴見GMと高木社長が厳しい表情になり、会場に緊張感が張り詰めた。
その後、個人部門で3位に入ったHARASHIMAが3人に対し「ありがとう。本当に。説明するのもあれだけど…」と話すと、涙があふれた。「悔しくて、自分で消化できない問題だった。どうなるか分からないけど、みんながそういう気持ちでいてくれるのがすごくうれしい」と続けると、大コールが起こった。そして、意を決したように「僕は前から言ってるけど、いつでも準備はできてるから。やってやるって。どうなるか分からないけど、自分はいつでもやってやるから」と断言。リングを下りると、男色とがっちり抱き合った。
サプライズが高木社長の心を動かした。高木社長は「両国で起きたことは、自分自身も『あれはどういうもんか』と言ってはいたけど、正直、『関わらなければいい。我々は我々の信念を貫けばいいと思っていたけど、選手みんなはそうじゃなかったんだなと。自分は正直、腹をくくった。腹をくくって交渉の場に立ちたいなと。オファーなのかな?したいと思います。これからは団体間の話なんで」とコメント。「棚橋君がすべての発言に信念を持ってるというのであれば、我々も信念を持って話をするだけ」と、覚悟を決めたように言い放った。
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