臼田勝美、引退試合はギブアップ負け

 「プロレス・アレクサンダー大塚20周年 男盛10周年記念興行」(28日、後楽園ホール)

 藤原組、バトラーツで活躍した臼田勝美(45)が、同期の田中稔と引退試合を行った。ロストポイント制の藤原組ルールでのラストマッチは互いに背中に強烈なキックを打ち込むなど、最後の戦いでもシビアにやり合った末、田中の腕ひしぎで臼田がギブアップ負けした。

 試合後はセレモニーが行われ、石川雄規、前田日明氏から映像でメッセージが届いた。感無量の表情で選手仲間から胴上げされた臼田は「新弟子時代に藤原組の道場でしごかれ、何度も音を上げそうになったのも思い出。師匠は藤原喜明と言えるのは誇り」と青春を振り返った。

 リングにすべてを捧げた男は「生きてる証しがプロレスだった。今後はノープランだけど、プロレスは応援したい」とやり切った笑顔でコメントした。

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