女子アマボクシング 和田が決勝進出

 「全日本女子アマチュアボクシング選手権・準決勝」(22日、東大阪市・近大記念会館別館)

 来年のリオデジャネイロ五輪へ向け、日本代表を選出する重要な大会でフライ級(51キロ以下)の和田まどか(20)=芦屋大3年=が飯塚愛(グーニーズ)を判定3-0で下し、決勝進出を決めた。23日の決勝で佐伯霞(19)=近大1年=と対戦する。

 昨年世界選手権で日本選手初の銅メダルを獲得。優勝候補の筆頭は、1回から長いリーチを生かし、飯塚を寄せ付けなかった。左ストーレートが何度も顔をとらえ、KOまであと一歩。「一発入ったところにもう一発いかないと。でも、初めて4ラウンドまで行ったので。決勝までに1回できて良かった」と完勝を振り返った。

 決勝で迎え撃つ佐伯は11年、14歳時に女子世界ジュニア(48キロ級)を制した逸材。「公式戦は自分の4勝1敗くらい」と苦手意識はないものの「ベテラン2人(新本、箕輪)を破って勢いがある。近大が会場だし、そういう後押しも向こうにはある」と警戒した。

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