曙、4・20「王道」旗揚げ戦を発表
大相撲の元横綱でプロレスラーの曙(46)が1日、都内で会見を行い、自身が設立した新プロレス団体「王道」の旗揚げ戦を4月20日に東京・後楽園ホールで行うと発表した。
一部対戦カードも発表し、曙はメーンの6人タッグ戦に出場し、王道所属となった太陽ケア、浜亮太(WRESTLE-1)と組んで、関本大介、岡林裕二(ともに大日本)、田中将斗(ZERO1)組と対戦する。
故・ジャイアント馬場さんのスタイルである王道の名を受け継いで新たなスタートを切る曙。王道をどのようなファン層に見てもらいたいかを問われると、「新しいものもいいが、昔のものを見たいお客さんもたくさんいると思う。若い人気のある選手もたくさんいるが、昔からのプロレスファンのためにもやっていきたい。わかりやすいプロレスを見たい人もたくさんいると思う」と説明し、「東京より地方の方が曙のネームバリューが倍増する。昔にテレビでしか見られなかったような所に行って暴れたい」と積極的に地方進出する意向を示した。
現在の所属は自身とケアの2人のみで、今後の興行については「契約選手がいないので、皆さんの日程に合わせないと興行ができない。2カ月に1回ぐらいはやりたい」と話した。
また、自身と同じく昨年秋に全日本プロレスを退団した潮崎豪からは「手伝えることがあればおっしゃってください」と言われたことを明かし、予定が合えば参戦を呼びかける考えだ。
自身は1月下旬に右下肢蜂窩(ほうか)織炎などで入院したが、すでに退院し、現在の体調は「絶好調」とのことで、6日のZERO1東京・後楽園ホール大会で復帰戦を行う。
今後も他団体への参戦を続けていく方針で、昨年末の格闘技イベント「RIZIN」で対戦し、自身の後頭部からの流血で2回負傷判定負けに終わったボブ・サップとの再戦にも、「チャンスがあれば。頭から血が出ないようにしときます」と前向きな姿勢を示した。