猪木氏、死闘繰り広げたアリ氏追悼

記者会見後、1995年4月に平壌で撮影されたモハメド・アリ氏との2ショット写真に触れるアントニオ猪木=東京・ホテルオークラ(撮影・開出牧)
3枚

 ボクシング元世界ヘビー級王者のモハメド・アリ氏が3日に74歳で死去したことを受け、元プロレスラーで参院議員のアントニオ猪木氏(73)が4日、都内で会見を行った。この日は代名詞の赤い闘魂マフラーではなく、喪に服した黒いマフラーで登場し、「今日のあいさつはどういうふうに言おうかなと。元気があれば旅立ちもできるということで、アリ氏のご冥福をお祈りしたい。とにかく元気に旅立ってくれれば」と、弔った。

 世紀の一戦で死闘を繰り広げた盟友との別れを惜しんだ。1976年6月26日に「世界一決定戦」でアリ氏と対戦し、引き分け。「時間が過ぎてこの試合が評価された。私自身もあの試合は本当によかった。アリもそう言ってくれた。リングで戦い抜いた、いい友として、ご冥福をお祈りしたい」と話した。

 世紀の一戦から40周年の今年、6月26日が、社団法人の日本記念日協会から「世界格闘技の日」に制定された。当日には記念セレモニーを予定しているが、「できれば本人に見に来てもらいたかった。代わりに家族をご招待していた。来られるかどうかわかりませんが」と、記念日を前にした突然の別れを惜しんだ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ファイト最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ファイト)

    写真

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス