全日本40周年!武藤「全日本は不滅」
全日本の創立40周年記念パーティーが7日、都内のホテルで開かれ、新日本の坂口征二相談役ら関係者400人が出席した。新日本から移籍した武藤敬司会長にとってもトップ就任から10周年の節目で「全日本は不滅だと思っております」と、力強くあいさつした。
数奇な運命で故ジャイアント馬場さんが創設した全日本を引き継いだ武藤は「とにかく、がむしゃらにやってきた。厳しい10年だったが、過ぎ去ってみればあっという間だった。これもみなさんの応援のおかげです」と、振り返った。この日の後楽園ホール大会では、真田聖也と中之上靖文のメーン対決が実現。「1人選手を育てるにも5年かかる」と、若手の成長を確認した。
“不滅の全日本”を目指して組織面でも改革を推進する。「オレが止まる時がきても、団体は止まる訳にはいかない。一代で終わりたくないし、武藤商店でなく、残る形態を作っていきたい。イズムだけは残して…」と、意欲を見せた。
全日本に急接近してきた蝶野正洋に対しても苦言を呈した。「諏訪魔はオレが作り上げてきた。蝶野はそうしてこなかった。テレビ解説は拒否しないが、これ以上、オレのエリアに食い込んできたらドンパチもあるぞ」と、クギを刺すことも忘れなかった。