山中、腹筋勝った!ボディー攻め宣言
「WBC世界バンタム級タイトルマッチ」(3日、ゼビオアリーナ仙台)
ボクシングダブル世界戦の予備検診が31日、都内のホテルで行われ、WBC世界バンタム級王者・山中慎介(帝拳)と挑戦者トマス・ロハス(メキシコ)、WBC世界フライ級王者・五十嵐俊幸(帝拳)、ネストル・ナルバエス(アルゼンチン)の4人はすべて異常なしと診断された。2度目の防衛戦となる山中は、挑戦者ロハスの腹部を観察し、「バンバン打ち込む」と、ボディー攻めを宣言した。
“腹筋対決”で勝った!?山中は、検診を受けるためにシャツをめくったロハスの腹部をのぞき込んだ。スリムな相手の腹を「どれぐらい薄いのかな」と確認した上で、「バンバン打ち込む予定です」と、にやけなからボディー攻めを宣言した。
山中は、胸囲が前戦より3センチ増加したことに「大きくなっていると感じていた。力は付いていると思う」と実感。29日の公開練習時に「今までで一番」と話すほどに威力が増した左を、ロハスの腹に突き刺す考えだ。
一方、“イモムシ”の異名を取るロハスも山中の腹部をチェック。「よく練習した成果が見えて、パワーがあると感じた」と感心したものの、「彼が私を見て恐怖を感じていたように見えた」と不敵な言葉を発した。
山中はリーチで3センチ下回ったことには「全く気にならない」、身長も1・5センチ下回ったが「思ったほど大きくなかった」と意識せず。「日がたつごとに、そして、顔を合わせてみて、自信が出てきました」と話した。
また、所属ジムの本田明彦会長は、山中の今後について「次の次に指名試合」と明言。V2、V3を果たせば、WBC世界バンタム級2位マルコム・ツニャカオ(真正)と同4位クリスチャン・エスキベル(メキシコ)で争われる予定の指名挑戦者決定戦の勝者と対戦となる。ここで負けるわけにはいかない。