“怪物”の異名を取るボクシングの東洋太平洋ライトフライ級９位・井上尚弥（１９）＝大橋＝が１０日、元ＷＢＡ世界ミニマム級王者・八重樫東（３０）＝大橋＝と横浜市内で次戦（来年１月５日、後楽園ホール）へ向けた練習を公開。井上は、１２日に元ＷＢＡ世界スーパーフライ級王者・名城信男（３１）＝六島＝とスパーリングを行うことが分かった。

　練習も“怪物”級だ。八重樫と５ラウンドのスパーリングを披露した井上にとっては、元世界王者と“２連戦”になる。名城側から指名があり、「やりたいと思っていたんで、勉強になると思う」とやる気十分。２階級上の選手だが「（パンチを）もらわなければ関係ない」と自信満々で、ジムの大橋会長も「大丈夫でしょう」と、余裕の笑みを見せた。

　井上のデビュー２戦目となる次戦はタイ・ライトフライ級王者、ガオプラチャン・チューワッタナ（タイ）との５０キロ契約８回戦。「デビュー戦以上のインパクトを残したい」と、力強く宣言した。