三浦、亡き父にベルト届ける
ボクシングの帝拳ジムは23日、都内のホテルで会見し、4月8日に東京・両国国技館で、トリプル世界戦を行うことを発表した。WBC世界スーパーフェザー級13位の三浦隆司(28)=帝拳=が同級王者ガマリエル・ディアス(31)=メキシコ=に挑戦する。
三浦は11年1月にWBA世界スーパーフェザー級王者の内山高志(ワタナベ)に敗れて以来、2度目の世界挑戦だ。今月10日に父・政志さんが交通事故により58歳で急逝。三浦は「オヤジにベルトを見せたかった。ボクシング人生をかけてベルトを取りに行く」と気丈にふるまった。王者ディアスは同門の粟生隆寛から王座を奪った相手。「やりにくい部分はあるが、相手に付き合わず、自分のペースに持ち込みたい」と気合を入れた。