【村田一問一答】80点くらいはあげても
「ボクシング6回戦」(25日、有明コロシアム)
ロンドン五輪のボクシングミドル級で日本人48年ぶりの金メダリストとなった村田諒太(27)=三迫=が25日、東京・有明コロシアムでプロデビューし、ノンタイトル6回戦で、東洋太平洋ミドル級王者の柴田明雄(31)=ワタナベ=を右ストレートで圧倒し、2回2分24秒でTKO勝ちした。
◇ ◇
‐試合を終えて。
「勝つことができてホッとしているしプロのリングを経験できうれしく思っている」
‐柴田の印象は。
「もっとパンチ力は弱いと思っていたけど、薄いグローブでパンチをもらうとダメージを感じた。プロの戦い方を知っている選手」
‐ヘッドギアなしで戦うのは不安だったか。
「頭が当たると目が切れるなとは思ったが、そんなことは言っていられない。ヘッドギアだけでなく、アマとプロの差はいろいろ感じた」
‐自己採点は80点。
「プロデビュー戦で東洋太平洋チャンピオンに2回TKOで勝ったから、80点くらいはあげてもいいかなと」
‐あらためて世界王者に対する思いを。
「客観的に見て、(ピーター)クイリンや(ゲンナジー)ゴロフキンに勝てるかというと、勝てないと思う。(セルヒオ)マルチネスは強いとは思わないけど、クイリンとはスピード、ゴロフキンとはプレッシャーのかけ方で差がある。でも、自分は07年(の世界選手権で負けて)から成長してロンドンで金メダルを取れた。これからまた成長していければいい」