ジャンボおだ‐史上最長名の新人王に
「ボクシング・全日本新人王決勝戦」(22日、後楽園ホール)
ミニマム級からミドル級までの全12階級の全日本新人王が決まった。ミドル級の前原太尊康輝(20)=六島=が清野航(24)=石橋=を1回KOで下し、MVPに輝いた。東西対抗は西軍が9勝3敗で制し、通算成績を6勝49敗5分けとした。
ジャンボおだ信長本屋ペタジーニが4回TKO勝利を飾り、史上最長名の全日本新人王となった。藪のアウトボクシングにほんろうされたが、4回に放った左フックが顔面をとらえ、藪は失神。一発逆転で頂点に立ち、「私生活もボクシングもだらしなくて…判定なら負けてました」と控えめに喜んだ。
「去年まで恥ずかしかった」という名前はジムの枝川会長が命名。局部が大きいからジャンボ、本名の小田貴博に関西のアダルト書店チェーンの信長書店をつなげ、2まわり年上の女性と交際していたことで、25歳上の夫人がいた元ヤクルトの外国人の名をつけた。
少年院も経験したが更正。アイドルの小田ゆりえを妹に持つ。珍名ボクサーは「このリングネームをラスベガスで響かせたい」と野望を語った。