井上4月に世界挑戦 最速6戦目奪取へ
「WBC世界Lフライ級タイトルマッチ」(4月6日、大田区総合体育館)
ボクシングの大橋ジムは13日、東洋太平洋ライトフライ級王者でWBC同級4位の井上尚弥(20)が4月6日に東京・大田区総合体育館で、同級王者アドリアン・エルナンデス(28)=メキシコ=に挑戦すると発表した。WBA世界ライトフライ級王者・井岡一翔(24)=井岡=の7戦目を抜き、日本選手最速となるプロ6戦目での世界王座奪取に挑む。当日はダブル世界戦として、WBC世界フライ級王者・八重樫東(30)が同級8位オディロン・サレタ(27)=メキシコ=と3度目の防衛戦を行う。
またもや“怪物”が歴史に名を刻む。4戦目で日本、5戦目で東洋太平洋と、王座奪取の日本選手最速記録に並んだ井上の6戦目は世界挑戦。「小さいころから世界王者を目指してやってきた。記録にふさわしい勝ち方、流れの中でKOで勝ちたい」と目を輝かせた。
これまでの日本選手最速は7戦目。八重樫、所属ジムの大橋秀行会長、大橋会長の師であるヨネクラジムの米倉健司会長らが記録したが、奪取したのは井岡だけ。井上が勝てばヨネクラ3世代の夢とともに、井岡超えも果たす。
「井岡さんというより、日本ボクシング界の記録なので」と話したが、エリート街道を歩んできた井岡と“肩書”で追いつく。「やっぱり意識はします。戦うことも十分あり得る」と、将来のライバルになることを見据えた。
王者エルナンデスは28歳。29勝(18KO)2敗1分けの強打者で、“ビッグバン”の異名を取る。井上は「スピード、技術では負けていない。(173センチの)長身でキャリアがあるので、乱戦に巻き込まれないように、足を使って自分の距離で戦いたい」と戦いを予想。「5戦しかしていないとなると、向こうも油断するんじゃないですか?」と笑みを浮かべた。世界の頂に立つのはもうすぐだ。
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