長与千種、最後の復帰戦!?痛勝った~
「長与プロデュース興行」(22日、大田区総合体育館)
女子プロレスの“伝説”がよみがえった。80年代に絶大な人気を博したクラッシュギャルズの長与千種(49)が、宿敵のダンプ松本(53)と6人タッグで激突。08年12月以来の復帰戦を白星で飾った。
阿部四郎、ブル中野ら極悪同盟のメンバーを従えたダンプには「帰れ」の罵声、愛弟子の彩羽、花月と組んだ長与には黄色い声援と無数の紙テープが飛ぶなど、会場は大興奮。試合は開始からフォーク攻撃で長与組の3人を流血させ、セコンドも凶器で加勢するなど、極悪同盟がやりたい放題の乱戦となった。
長与は孤立しながらも、脚立の最上段からブレーンバスターを決めるなど奮闘。最後は蛍光灯で頭を殴打し、ダンプを仕留めた。
試合後は、「プロレスは痛いね」と苦笑。ダンプからは再戦要求も受けたが、「もう本当に無理なんですよ。今回は無理を承知で引き受けた」と、これが最後の試合になることを示唆。「これからは縁の下の力持ちになりたい」と、プロデュース興行と育成に力を入れる考えを示した。