エルナンデスは井上との再戦を希望
「WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ」(6日、大田区総合体育館)
挑戦者・井上尚弥(20)=大橋=が、防衛4度の王者アドリアン・エルナンデス(メキシコ)に6回TKOで勝利。井岡一翔(井岡)の7戦目を上回る日本最速記録の6戦目で世界王座を奪取した。井上は序盤から優位に試合を進め、最後は左ストレートから右の打ち下ろしでダウンを奪い、ストップを呼んだ。
5度目の防衛に失敗したエルナンデスは「非常にタフな試合だった。左フックが効いた」と振り返った。新王者の井上については「スピードがあって、うまくパンチを外す選手だと思った。リベンジができるなら希望したい」と語り、再戦への意欲を示した。