17歳・粕谷がMVP 東日本新人王決勝
「ボクシング東日本新人王決勝戦」(2日、後楽園ホール)
全12階級を行いスーパーフェザー級は大会最年少の17歳、粕谷雄一郎(石川ジム立川)が判定勝ちし、大会最優秀選手(MVP)に輝いた。技能賞にウエルター級の松永宏信(横浜光)、敢闘賞はフェザー級の阿部麗也(KG大和)がそれぞれ獲得。各階級の新人王は東軍代表として、全日本新人王決定戦(12月21日、東京・後楽園ホール)で西軍代表と対戦する。
お互いにダウンを喫する激しい打ち合いを制し、大会最年少17歳の粕谷が3-0の判定勝ちで新人王を獲得、MVPに輝いた。
1回、アゴが浮いたところを打たれてダウン。「流れで当たって転んだ感じ」とダメージはなかった。25歳の頴川はキックボクシングから転向したタフな相手だったが、3、4回に右ストレートでダウンを奪い返した。
日体大を目指し、受験を控えている。「一般受験なので勉強が大変です。こんなに打たれて覚えたことが忘れちゃいそう」と、12試合中最も館内を沸かせた試合を振り返った。
中2まではサッカー少年。中3のとき、通学路にあったジムの門をたたいた。「ボクサーとして行けるところまで行きたい」とさわやかな笑顔を見せた。