村田諒太、右肩腱脱臼もほぼ回復
WBC世界ミドル級4位の村田諒太(帝拳)が12日、都内のジムで、ロンドン五輪の際もパートナーを務めた総合格闘家の三浦広光と4ラウンドのマスボクシングを行った。マスとはいえ時にハードに打ち合い、緊張感漂う12分だった。
村田は「1週間前から実戦的なことをやっているので気持ちが前を向いています。心も体も試合に向かっている」と好調ぶりをアピールした。
7月中旬に痛めた右肩は「6月くらいから、右肩の付け根から前の方にかけて張りを感じていた」と前兆があり、医師から「右肩腱(けん)の脱臼」と診断されたことも明かした。「オーバーワークで筋膜が破れてずれてしまったみたい。先日、柔道の野村(忠宏)さんにその話をしたら『ずれたら戻したらしまいや』と言われた。分かりやすかったです」と励まされた。
練習後のアイシングは続けているものの、ほとんど回復しており、「まったく意識せずに右は出ます。打ち込んでいる」と言う。「ケガの功名になればいいですね」と、次戦が待ち遠しそうだった。