世界の流れに沿ったJBCのルール改正

 日本ボクシングコミッション(JBC)が2016年度から試合ルールを一部改正した。主な変更は次の通りだ。

 【1】3ノックダウンルールは採用しない。(4回戦の2ノックダウンも採用しない)

 【2】採点は10対6まで付けられる。

 【3】各ラウンドは終了のゴングが鳴った時、終了する。

 【4】バンデージ、ノーファウルカップ装着の適正化。

 【5】マウスピースは2つ以上用意する。

 JBCは改正の意図を「世界ボクシング界のすう勢に沿ったルールとした」としている。

 最も大きな改正が【1】だ。フリーノックダウン制はWBC、IBFなどが採用している。JBCは「グローブがマットに付いても『ダウン1回』だった。アンラッキーを救う意味もある」と補足する。【2】は【1】に派生するもので、従来は10対7までだった。

 【4】は従来のルールをより徹底する。これまで、バンデージの巻き方や、異物を巻き込むなど疑わしいケースは試合後に提出を求めてチェックし、悪質なものには注意していた。試合前のチェックをさらに厳しく行う。

 ノーファウルカップはへそ下までが基本で、高い位置まで上げてボディーを守るケースを排除する。こちらも試合前のチェックを厳しく行う。

 【5】は口から出たマウスピースを入れ直す時間の短縮が目的。劣勢のボクサーに不当なダメージ回復をさせない。マウスピースには歯や口内の保護以上に、脳へのダメージを減少させる効果がある。

 試合以外では、プロテストの受験資格が従来の17歳以上32歳以下から16歳以上34歳以下に緩和。「JBCルールブック」も6年ぶりに最新版が発行される。どの分野でもルールの共有は大前提。改善をより明確にファンに伝えるため、JBCの広報活動にも期待したい。(デイリースポーツ・津舟哲也)

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ファイト最新ニュース

もっとみる

主要ニュース

ランキング(ファイト)

  1. 「助手席の方が羨ましい」年商30億円実業家のイケメンBD選手 高級愛車公開に反響「カッコ良すぎ」

  2. 「もう正直離婚でいいかな」BD人気選手と結婚&W不倫騒動の美人マネが話し合いで涙 家事、朝帰り巡り応酬「じゃあ帰ってくんな」「家帰ったらストレス」

  3. 「反射凄すぎて車種分からない」BD人気元アウトサイダーが愛車テスラ公開で衝撃 コーティングでビカビカ黒光り「極上の艶」「濱の狂犬すぎる」

  4. 「腕、すご!」衝撃 話題の美人女子高生レスラーの腕がムキムキに「めっちゃパンプアップ」投稿に反響「どんどんたくましく」「いい三頭筋してますね」

  5. 「てめぇ、クソガキ、こら!覚悟しとけ」“最強喧嘩師”激怒 大幅体重超過も朝倉未来らに暴言の息子にブチギレ「パクられたこともないただの陰キャ」

話題の写真ランキング

写真

リアルタイムランキング

  1. 大谷翔平 前田健太に深々90度のお辞儀 試合前のグラウンドであいさつ&談笑 デコピン画伯Tシャツの縁も

  2. ドジャースの最新ロッカーがまるで宇宙船!ネームプレートは電光掲示板 ド軍専属カメラマンが公開 設備がすごすぎる!

  3. 超有名芸能人両親の長男 「Nスタ」コメンテーターで「地上波デビュー」報告 中学で超難関校進学も挫折→渡米、転機に

  4. 田代まさし 長男とのツーショットを公開 ファン称賛「イケメンな息子さんですね」「かっこいい~素敵な親子」

  5. 誰?なぜ?田中真紀子さん 総裁選砲撃も1人だけ大絶賛する、まさか人物の名前「育ち良いし賢い!」 他は「ヘナチョコ売名」使い物にならない!

注目トピックス