大平「花形スペシャル」で世界獲る!
「ボクシング・WBC世界ミニマム級タイトルマッチ」(3月3日、ナコンラチャシマ)
同級王者のワンヘン・ミナヨーティン(30)=タイ=に、タイ・ナコンラチャシマのスラナリー陸軍施設内野外特設リングで挑戦する同級7位の大平剛(おおだいら・ごう 31)=花形=が13日、横浜市内のジムで会見した。
14年12月31日、IBF・WBO世界ミニマム級王座決定戦で高山勝成(仲里)に敗れて以来2度目の世界戦。「一生に1回と思っていたので、2回目が来たのは自分に運がある。前回悔しい思いをしたので、同じ思いはしたくない。やるからには勝つ」と言い切った。
4度目の防衛戦となるワンヘンはオーソドックスタイプで、40勝(15KO)無敗を誇る。映像をチェックした大平は「ガードがすごく高い位置に保たれている。ジャブがいいし、隙がない。堅いガードの中で自分のパンチをどう当てるか」と、イメージする。
「(世界戦は)ラストチャンスと思う」という今回、キーになりそうなのが花形進会長直伝の必殺パンチ「花形スペシャル」だ。人さし指のナックル部をテンプルなどの急所に鋭角にたたき込むフック。威力も強烈なら、打ったダメージも大きく、ジムでは過去3人が拳を骨折した。
大平は「高山戦では1回しか出さなかった」と振り返った。花形会長は「やらねーんだよ。骨が折れちゃうとか言って」と歯がゆそう。だが今回はもろ刃の剣を振るうしかない。
現役時代にタイで世界戦に敗れた木村章司トレーナーは「自分が後悔したのが、パンチを1つしか用意していなかったこと。多少スタイルを変えてでも2つ、3つと用意すべきだった」と言う。「花形スペシャル」は、まさにもう一つのパンチだ。
日本人選手のタイでの世界戦は1分け19敗と相性は最悪。木村トレーナーは「とにかく暑い。湿気がすごくてお客が倒れるくらい」と、適応力を重視する。今回、大平は2月24日に現地入りし、体を環境に慣らしていく。
やはりタイで世界戦に失敗している花形会長は「オレ、木村、大平で3回目。相手は無敗で強い。予想は圧倒的に不利だけど、勝負に100%はない。当たって砕けろの精神で行く」と背中を押す。
大平は左ボクサー、通算12勝(1KO)4敗3分け。勝てばジムにとって元WBA世界ミニマム級王者・星野敬太郎以来14年ぶり2人目の世界王者誕生となる。
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