ノアが永源さん死去発表、12・2後楽園で追悼セレモニー
プロレス団体・ノアの内田雅之会長が29日、都内の事務所で会見を開き、元所属選手で役員なども務めた永源遙さんが28日に70歳で死去したことを発表した。同日に都内のサウナで倒れて息を引き取ったとのことで、現在は警察で検視などを行っており、詳細は不明という。
今月就任したばかりの内田会長は「昨日、永源さんと午前中に長話をして、その後に訃報が入ったのはまさに青天の霹靂(へきれき)です。ご家族には心よりご冥福をお祈りします」と、突然の知らせにショックを隠せず。死去する前の永源さんの様子について、「まったくいつもと変わらず、昨日はいつもより多く会話をしました。午後2時ぐらいに私のところに来て、『お先に失礼します』と帰って行きました。いつも通りでした」と、前兆が見られなかったことを明かした。永源さんは引退後に取締役などを務め、退社してからは外部の「顧問的な存在」だったという。
当面は、12月2日の後楽園ホール大会で献花台を設置し、追悼セレモニーを行うことと、12月3日のディファ有明大会でも献花台を設置する予定。追悼興行などの開催については、突然の出来事のため「以後のことは未定です。今の我々には永源さんの死を受け止めることはできません。それには時間が必要です」と話した。
通夜、告別式などの予定は警察の検視結果を待って発表するという。