山中慎介のV12戦発表 日本記録に王手もこだわりなし
「ボクシング・WBC世界バンタム級タイトルマッチ」(3月2日、両国国技館)
帝拳ジムは23日、都内で山中慎介の12度目の防衛戦を発表した。挑戦者は同級9位のカルロス・カールソン(メキシコ)。26歳の右ボクサーファイターで、戦績は22勝(13KO)1敗。敗戦はデビュー戦のみで、現在22連勝中だ。
「前回、前々回のモレノとは知名度で劣るが、22連勝している。ブンブン振ってくるタイプで、特に左フックには気をつけないといけない。自分の武器は左ストレートなので、モレノ戦以上のインパクトのある倒し方で勝ちたい」と、“神の左”さく裂を誓った。
勝てば元WBA世界ライトフライ級王者・具志堅用高の持つ世界王座13連続防衛の日本記録に王手を掛ける。記録にこだわりはないという山中は「いつも同じ答ですが、1戦1戦ですね。ただ、前回よりはいい試合にしたいといつも思っている」と話した。
なお、セミファイナルでは日本スーパーフェザー級タイトルマッチ、王者・尾川堅一(帝拳)-同級1位・杉田聖(奈良)が行われる。